京大式カード
どういう風に本を読むか。
どうやってメモやノートをとるか。
何度も試行錯誤したがいまいちハマらない。
昨日はメモパッドを探しに丸善に行った。
「京大式」と書かれたB6サイズのカードが置いてある。
これは梅棹忠夫が『知的生産の技術』で紹介している記録法である。
方法論や技術論の類は少し買うのを躊躇われるが、言わずと知れた名著なのでこれを機にカードとともに購入した。
なるほど、梅棹自身もやはり相当な試行錯誤を繰り返したらしく安心する。
大事なことは、自分の頭を信頼しないということだろう。
記憶より記録なのだ。
一回読んだだけで本の内容を理解できるなんて思わないほうがいい。
読みっぱなしにしない。これが一番大事で一番難しい。
読みっぱなしでは知的消費で終わってしまうのだ。
読書を整理して、いかに知的生産に利用できるか。
京大式カードはその一つの助けとなるだろう。
読書論の類は実践しなければ意味がない。
自分なりの工夫を織り交ぜながら、自分のスタイルを確立する。
そうでないとたくさんの本は読めないのでないだろうか。
はじめるのに遅すぎることはないという言葉を胸に、しばらく京大式でやってみる。